2026-05

本の紹介

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(上・下)

リチャード・アダムス著/神宮輝夫訳(評論社、1975年) 上下で700ページを超える長編、そして小学校高学年向けの児童書ということで、あまり気は進まなかったが、読書好きの同好の士がわざわざ貸してくれたので、読み始めてみた。 そしたらやっぱり...
記者馬場錬成一代記

<第39話>大胆な交通行政 都心3区全面駐車禁止

夜になると自宅に押し掛ける  筆者の担当は警視庁の防犯部と交通部になり、早速、その日の夜回りから活動が始まった。警視庁の取材は夜になって警視庁の刑事や幹部の自宅に押し掛け、雑談を交えて取材する慣行があった。自宅まで押し掛けられる方は迷惑だと...
記者馬場錬成一代記

<第38話>半日だけに終わった警視庁2課担当

警視庁クラブとは何か  社会部は当時、100人内外の部員を抱える、編集局最大の部署であった。主として社会面を担当するが、大きな事件・事故などは一面から大扱いになるし、行政官庁の政策・施策や不祥事なども一面から掲載し、それを受けて社会面でも扱...
記者馬場錬成一代記

<第37話>「わたしのドラマ」掲載預かり・中川善之助

次は民法の大家・中川善之助  「わたしのドラマ」は、功成り名を遂げた人の一生を1ページを使って書く企画ものだが、社会部の遊軍記者が主体になって、次々と有名人を登場させていった。  筆者は中澤デスクの下命で、ロケットの父・糸川英夫さん、オート...
記者馬場錬成一代記

<第36話>技術は思想がリードする 本田宗一郎の経営哲学

社内を明るくするオヤジさん  東京、青山にあった本田技研工業本社応接室で待っていると、やあやあというガラガラ声と共に本田宗一郎社長が入ってきた。「わたしのドラマ」のインタビュー取材である。どう見ても作業着風の服装であり、長椅子のソファに腰掛...
本の紹介

逝きし世の面影(渡辺京二/平凡社ライブラリー)

著者、渡辺京二氏は在野の日本文化研究家であり、すでに2022年に逝去されているが、この『逝きし世の面影』は1999年に和辻哲郎文化賞を受賞した名著である。平凡社ライブラリーに収録されるまで、長く絶版状態で再版を希望された作品であった。しかし...
記者馬場錬成一代記

<第35話>「わたしのドラマ」ロケットの父・糸川英夫

大事件・事故が頻発した2年間  1971~72年の2年間を振り返ってみると、筆者の人生の中でも大きなニュースが発生した期間だったように思う。「人間この不可思議なもの」の企画を担当していたので筆者が直接かかわったことは少なかったが、沖縄返還だ...