記者馬場錬成一代記

<第6話>3億円事件の総括 ⑥

歴史に残る大誤報と誤認逮捕  3億円事件の最大の汚点は、モンタージュ写真をもとにしたメディア報道の先走りとツメの甘い捜査による誤認逮捕だった。 日本弁護士連合会(日弁連)人権擁護委員会も「三億円別件逮捕調査特別委員会」を設置し、警察とメディ...
記者馬場錬成一代記

<第5話>3億円事件の総括 ⑤

団地の青空駐車場にあった多摩五郎 現金輸送車のセドリックから、3億円のボーナス袋が入った3個のジュラルミン・トランクを積み替えて逃走した濃紺のカローラ(「多摩5ろ 3519」、通称多摩五郎)は、事件発生から4か月目の1964年4月9日に発見...
記者馬場錬成一代記

<第4話>3億円事件の総括 ④

1週間の勝負  事件発生から3日くらい過ぎたころから、この事件は一週間が勝負だと言われるようになる。誰が言ったかわからないが、府中署の捜査本部に張り付いている張り番記者の間でも、したり顔でいう記者が出てきた。それには、ワケがあった。後で分か...
記者馬場錬成一代記

<第3話>3億円事件の総括 ③

現金を積み替えた車は解明できたが・・・  現金3億円を3つのジュラルミン・トランクを積んだセドリックから、濃紺のカローラにトランクを積み替えて犯人は逃げている。そこまでは分かったが、カローラのナンバーは不明だった。全国に手配しても、「濃紺の...
記者馬場錬成一代記

<第2話>3億円事件の総括 ②

事件発生で現場に急行  3億円事件が発生したその日、1968年12月10日は、私のサツ回り勤務の初日であり、緊張して警視庁第8方面記者クラブのある武蔵野署に出勤した。三鷹駅を下車して徒歩6分程度で同署の玄関前に着くと、ばったり、朝日新聞社会...
記者馬場錬成一代記

<第1話>3億円事件の総括 ①

1968年12月10日、東京・府中市で発生した3億円事件は、誰も傷つけずに現金3億円(今の物価では20億円以上に相当)を車ごと盗みとったもので、日本の犯罪史上前代未聞の完全犯罪だった。この事件に筆者は、発生したその日から(正確にはその前日か...
記者馬場錬成一代記

1965年4月に読売新聞入社から現在まで、ほぼ年代を追って記者人生の記録を開示します。

前半は、新聞記者としての活動記録をたどりながら、歴史論考をしたいと思います。 後半は、新聞記者として蓄積した知識を基盤に、主としてリタイア後に展開してきた科学ジャーナリストとしての活動内容を報告します。 第1回は、1968年12月10日、東...
知的財産推進活動と発明通信コラム

発明通信社コラムから転載

日本人ノーベル賞受賞者免疫学の伝統を引き継いだ坂口さんの受賞 免疫学の発展は日本人研究者が貢献間もなく迎える12月10日は、スウェーデン人でダイナマイトを発明した実業家アルフレッド・ノーベルの命日である。ノーベルは発明で得た莫大な資金をもと...
21世紀構想研究会の活動

本日11月9日は筆者の誕生日です。かつての仕事仲間が盛大なお祝い会を開いてくれました。友情と感激よ永遠なれ!

開催した方々は、同い年の沖村憲樹・ 公益社団法人 科学技術国際交流センター理事長を筆頭に、沖村さんが立ち上げた日中科学技術交流を担当したスタッフらが中心です。市ヶ谷の瀟洒なフランス料理のレストランで15人が集まってお祝いをしてくれました。途...
知的財産推進活動と発明通信コラム

知財推進活動を報告

21世紀は知的財産の時代だ。最近のAI技術の急速な進展によって、知財はますます重要になってきた。日々、進展する知財現場を報告するためにこのカテゴリーを設置した。